ファクタリング会社は大手と中小どちらがオススメ?メリット・デメリットを比較

夕焼けのオフィス街

ファクタリング会社の中にも、大手と中小があります。

大手ファクタリング会社であれば信頼性は高いものの、取引先に通知が必要というデメリットがあります。

一方で中小のファクタリング会社の場合、手数料は高くなりますがスピーディに資金調達をすることが可能です。

本記事では、中小のファクタリング会社と大手のファクタリング会社のどちらを利用すべきなのか、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説して参ります。

大手ファクタリング会社

大手のファクタリング会社は資本金に優れ、運営会社も世間的にも名前が知られた企業です。

例を挙げると、

「みずほファクター」や「三菱ファクター」といった銀行系ファクタリング会社や、

民間企業で言うと、「株式会社OLTA」、「GMO BtoB 早払い」などが大手のファクタリング会社の代表です。

中小ファクタリング会社

現在、日本には数十社を超えるファクタリング会社が存在しますが、そのほとんどが中小のファクタリング会社です。

資本金は500万円〜1000万円程度で、主にインターネット上で運営をしています。

世間的に名の知れた企業でなくとも、資本金が2500万円を超えるファクタリング会社であれば、業界の中では大手のファクタリング会社と言えるでしょう。

ファクタリング会社が大手か中小かの見極め方

ファクタリング会社のオフィス

ファクタリング会社が大手企業であるか、中小企業であるかを見極める際には、

●資本金
●運営会社
●買取可能債権金額
●買取実績

に着目するといいでしょう。

具体的には、

資本金は2500万円あれば、大手のファクタリング会社と言えます。

2000万円を下回る資本金である場合、中小のファクタリング会社と言えるでしょう。

基準点が2500万円である理由は、資本金が3000万円以下であれば「特定中小企業者等」に該当するようになるからです。

控除などで税優遇が受けられるため、ファクタリング会社の多くは資本金を3000万円以下にしています。

資本金を1000万円以下にすれば、さらに節税(法人住民税の均等割)となりますが、資金力が重要なファクタリング業界においては信頼が低いと見なされてしまう恐れがあります。

したがって資金力に優れたファクタリング会社は、税金の優遇が受けられ、なおかつ資本力をアピールできる2500万円前後に資本金を設定しているのです。

また資金力に優れているということは、それだけ買取可能な債権金額も大きいということです。

身の丈に合わない買取を行っていると、キャッシュ不足に陥ってしまうこともあるため、中小のファクタリング会社は1000万円を超える売掛債権の買取には対応していません。

一方で大手のファクタリング会社ならば、数千万円〜1億円といった高額な売掛金の買取にも対応しています。

信頼性が高い大手のファクタリング会社を選びたい時には、「資本金」と「買取可能債権額」に着目してみましょう。

大手ファクタリング会社を利用するメリット

続いて大手のファクタリング会社を利用するメリットについて、詳しく解説して参ります。

具体的には、以下の点がメリットとして挙げられます。

大手ファクタリング会社を利用するメリット

◉信頼性が高い
◉手数料が安い
◉資金調達金額が大きい

順番に詳しく解説して参ります。

①信頼性が高い

ファクタリング会社の中には、闇金まがいの運営を行う悪徳業者も少なくありません。

過去にはファクタリングを装った闇金業社が逮捕されたという事例もあり、ファクタリング会社選びの際には注意が必要です。

その点、大手のファクタリング会社であれば信頼性が高く、闇金・詐欺といった心配はありません。

したがって安心してファクタリングを利用することができます。

②手数料が安い

上述の通り大手のファクタリング会社であれば信頼性が高いため、法外な手数料を要求されることはありません。

また経営が盤石であるため、低い手数料でファクタリングを行ってくれます。

「低い手数料でファクタリングを利用したい」

とお考えの方は、大手のファクタリング会社を利用することをオススメします。

③資金調達金額が大きい

上述の通り、資本力に優れた大手のファクタリング会社ならば、高額な買取を行っても資金ショートになる心配がありません。

数百万円〜数千万円単位の売掛金を売却できるため、大口の資金調達をすることができます。

大手ファクタリング会社のデメリット

ファクタリング会社のビル

続いて大手ファクタリング会社のデメリットについても見ていきましょう。

具体的には、以下の点がデメリットとして挙げられます。

大手ファクタリング会社のデメリット

●3社間ファクタリングのみであることが多い
●審査が厳しい
●資金調達スピードが遅い

順番に詳しく解説して参ります。

①3社間ファクタリングのみであることが多い

ファクタリング会社と利用企業のみで完結する2社間ファクタリングは、売掛金が未回収になること(きちんと支払われない)が多いため、大手企業は行っていないことがほとんどです。

したがって大手のファクタリング会社を利用する場合、必然的に3社間取引となります。

3社間ファクタリングは2社間取引に比べて手数料が安いというメリットがありますが、取引先へ債権譲渡通知が必須です。

そのため「ファクタリングを利用する=資金繰りに窮している」ことが取引先に知られてしまいます。

特に銀行系ファクタリング会社を利用する際には、ファクタリングの利用歴も信用情報に記録されることが考えられます。

大手ファクタリング会社を利用すると、

●取引先からの信用を失う
●銀行融資に不利になる

といったデメリットがあることには注意しなければいけません。

②審査が厳しい

大手のファクタリング会社は手数料が安く、買取可能金額が大きい一方で、買取審査は厳しく行われます。

取引先の信用情報、売掛金の支払い実績に加えて、申し込みをした事業者の信用情報も審査されます。

業績が悪かったり、税金などを滞納していたりすると審査落ちになってしまいますので注意してください。

③資金調達スピードが遅い

●取引先から債権譲渡承諾を得る必要がある
●審査対象が多く、審査が厳しい

ことから、大手ファクタリング会社を利用する場合、資金調達には時間がかかってしまいます。

具体的には申し込みから1週間程度かかってしまい、場合によっては2週間程度かかることも考えられます。

お急ぎで資金調達をしたいという方には、大手のファクタリング会社はオススメできません。

中小のファクタリング会社を利用するメリット

続いて、中小のファクタリング会社を利用するメリットを詳しく見ていきましょう。

具体的には以下のようなメリットがあります。

◉2社間ファクタリングが利用できる
◉審査通過率が高い
◉資金調達スピードが速い

順番に詳しく解説して参ります。

①2社間ファクタリングが利用できる

中小のファクタリング会社は、大手が行わない2社間取引にも対応しています。

2社間ファクタリングであれば取引先に通知することなく、売掛金を現金化することができます。

したがって取引先に資金繰りの悪化を知られることがなく、信用を失わずにファクタリングが利用が可能です。

②審査通過率が高い

中小のファクタリング会社は大手に比べると利用社数が少ないため、申込に対して審査落ちとすることは稀です。

業績が赤字であったり税金などを滞納していたとしても、取引先の信用情報が高ければ問題ありません。

事業者の人柄を含めた柔軟審査も行ってくれるため、信用情報に不安がある方でも問題なくファクタリングを利用することができます。

③資金調達スピードが速い

中小のファクタリング会社を利用する場合、

●2社間ファクタリングが利用でき、債権譲渡承諾を得る必要がない
●審査が厳しくない

といった特徴があるため、申し込みから契約までにかかる時間が速いという特徴があります。

中小のファクタリング会社ならば、最短即日で資金調達をすることも可能です。

中小のファクタリング会社を利用するデメリット

ファクタリング会社の仕事風景

続いて中小のファクタリング会社を利用するデメリットを詳しく解説して参ります。

具体的には、以下の点がデメリットとして挙げられます。

●信頼性が低い
●手数料が高い
●資金調達金額が低い

順番に見ていきましょう。

①信頼性が低い

運営企業の知名度が低い中小のファクタリング会社の場合、闇金や詐欺業者でないかどうかに注意しなければいけません。

金融庁が注意喚起をしているように、ファクタリングを装う闇金や詐欺業者が近年増加しています。

中小のファクタリング会社は信頼性が低いため、お申し込みの際には注意しなければいけません。

②手数料が高い

中小のファクタリング会社の場合、2社間ファクタリングでの申し込みが多いとは言え、手数料は高くなります。

理由としては、

「利用社数が少ない」

「貸倒となる可能性が高い」

といったことが挙げられます。

中には高い手数料を要求してくることもあるため、注意しなければいけません。

③資金調達金額が低い

大手のファクタリング会社とは異なり、資本力に乏しい中小のファクタリング会社の場合、買取可能な売掛債権の金額は低くなります。

大口の資金調達を希望される場合には、ファクタリング会社のホームページをチェックし買取可能な金額を確認するようにして下さい。

まとめ

大手のファクタリング会社と中小のファクタリング会社の見極め方から、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説して参りました。

結論として、

◉安全性・信頼性が高いファクタリング会社を利用したい
◉大口の資金調達を希望している
◉低い手数料でファクタリングを考えている

といったニーズがあるのであれば、大手のファクタリング会社を利用した方がいいでしょう。

一方で、

◉取引先にファクタリング(=資金繰りの悪化)を知られたくない
◉即日で資金調達を希望している
◉信用情報に不安がある

などに当てはまる方は、中小のファクタリング会社のご利用をオススメします。

大手ファクタリング会社と中小のファクタリング会社、それぞれ特徴やメリット・デメリットに違いあり、利用者層も異なります。

どちらを利用するかは、自身の資金ニーズや経営状況によって決めるようにしましょう。