クレジットカード債権ファクタリングとは?飲食業・小売業にオススメ

3枚のクレジットカード

近年BtoC事業者から活用が期待されているクレジットカード債権ファクタリングについて、仕組みやメリット・デメリットを詳しく解説して参ります。

「クレジットカード債権の支払いサイトの長さに困っている」
「法人相手の売掛債権を持っておらず、ファクタリングが利用できない」

といったお悩みをお持ちの方は、是非とも参考にしてください。

クレジットカード債権ファクタリングとは?仕組みを解説

クレジットカード債権ファクタリングとは、クレジットカード会社への売上債権をファクタリング会社に売却することで、資金調達をする方法のことです。

主にB to Cの事業で、売掛債権を有さない業種でもファクタリングで資金調達をすることができ、新たらしい資金調達方法として注目を集めています。

クレジットカード債権ファクタリングの主な仕組みは以下の通りです。

クレジットカード債権ファクタリングの仕組み・流れ

⑴クレジットカード売り上げが発生
⑵クレジットカード会社への請求金額が確定
⑶ファクタリング会社とクレジットカード債権の譲渡契約を結ぶ
⑷ファクタリング会社から買取代金が振り込まれる
⑸後日、クレジットカード売上をファクタリング会社に支払い

ご覧の通り、クレジットカード債権ファクタリングを利用することで、売上債権を支払日前に現金化することができます。

クレジットカード債権ファクタリングは急な資金の入り用時や、キャッシュフローが悪化した際などに、有用なサービスです。

クレジットカード債権ファクタリングがオススメな業種

飲食業や小売業など、BtoCビジネスの場合、法人相手の売掛債権を有しておらずファクタリングは利用できないのが常でした。

ですが、クレジットカード会社への売掛債権であるカード債権ならば、BtoC企業でもファクタリングを利用することができます。

そのためクレジットカード債権ファクタリングは、

◉飲食店
◉アパレル
◉小売業

といったBtoC企業にオススメです。

特に与信度が高くなく、経営が悪化しやすい飲食店やアパレルなどの事業者の方がクレジットカード債権ファクタリングを活用されています。

クレジットカード債権ファクタリングのメリット

クレジットカードを差し出す人

続いてクレジットカード債権ファクタリングのメリットについて見ていきましょう。

クレジットカード債権ファクタリングのメリット

◉審査落ちにならない
◉調達スピードが速い
◉支払いサイトを大幅に短縮することができる

順番に詳しく解説して参ります。

①審査落ちにならない

ファクタリングの審査では取引先が支払い不能にならないかどうか、売掛金の回収リスクがチェックされます。

取引先の信用力や売掛金の支払い実績次第ではファクタリングの審査落ちになってしまう可能性はゼロではありません。

一方、クレジットカード債権ファクタリングの売掛先はクレジットカード会社です。

JCB、VISAなど大手企業であり、会社としての信用力はトップクラスで、売掛金が支払われないことはほぼありません。

そのためクレジットカード債権ファクタリングのご利用で審査落ちになる可能性は極めて低く、確実に資金調達をすることができると言えます。

②調達スピードが速い

前述の通り、クレジットカード債権は信用力が高く審査落ちになることはありません。

更に言えばクレジットカード債権であることが分かった時点で審査はほとんど行われません。

簡単なヒアリングが行われた後、すぐにファクタリング契約に移行します。

したがってクレジットカード債権ファクタリングは、調達スピードが速いという特徴があります。

申し込みから最短即日で資金調達をすることも可能です。

③支払いサイトを大幅に短縮することができる

クレジットカード決済代行会社の多くは、月末締めの翌々月末払いが一般的です。

そのためクレジットカード債権ファクタリングは、請求を申請してから最長で2ヶ月〜3ヶ月近くも支払いサイトが空いてしまいます。

現金売上では追いつかず、資金繰りが悪化してしまうというのは多くのBotC企業が抱える問題点です。

そこでクレジットカード債権ファクタリングを利用すれば、支払い期日前に売上を現金化することができます。

2~3ヶ月分の支払いサイトを大幅に短縮することができ、キャッシュフローの改善が見込めます。

クレジットカード債権ファクタリングのデメリット

クレジットカード決済をする人

続いてクレジットカード債権ファクタリングのデメリットについても解説していきます。

具体的には、以下の点にご注意ください。

クレジットカード債権ファクタリングのデメリット

◉利用は2社間ファクタリングのみ
◉手数料がかかる
◉支払いサイトが短いQRコード決済の登場

順番にデメリットについても詳しく解説していきましょう。

①利用は2社間ファクタリングのみ

ファクタリングの取引形式には2社間と3社間の2つがあります。

ただクレジットカード債権ファクタリングの場合、2社間取引での契約が必然です。

3社間ファクタリングの場合は取引先から債権譲渡承諾を得なければいけません。

過去に決済代行会社へ3社間ファクタリングを利用を申し出た事業者の方はいらっしゃいますが、債権譲渡の承諾を得られなかったケースが大半です。

そのためクレジットカード債権をファクタリングする際には、2社間取引であるということを留意しておきましょう。

3社間ファクタリングが利用できる可能性は極めて低いと言えます。

②手数料がかかる

クレジットカード債権の売却時には、買取手数料がかかります。

クレジットカード債権は回収リスクが低いため、他業種に比べると手数料は低めですが、それでも3%~8%程度のファクタリング手数料が発生します。

ファクタリング手数料に加えてクレジットカードの加盟手数料もかかるため、本来の売上よりも得られる金額は大幅に少なくなってしまいます。

支払いサイトは大幅に短縮することができますが、中長期的にはキャッシュフローが悪化してしまうことは明白です。

手数料が二重にかかる、という点はクレジットカード債権ファクタリングを利用する上で必ず理解しておく必要があります。

③支払いサイトが短いQRコード決済の登場

近年では「早期入金サービス」を提供する企業も増えつつあります。

またキャッシュレス化に伴い誕生したQRコード決済は、支払いサイトがクレジットカード債権よりも短いのが特徴です。

例えば楽天ペイの場合、入金先が楽天銀行であれば売上発生の翌日に入金されます。

クレジットカード債権ファクタリングのデメリットというわけではありませんが、上記のようなサービスを利用すれば長い支払いサイトに苦しむことはありません。

まとめ

売掛債権を持たずファクタリングが利用できないとされていたBtoC事業においても、クレジットカード債権があればファクタリングが可能です。

特にクレジットカード債権は支払いサイトが長いため、キャッシュフローの悪化にお困りの事業者にとって活用が期待されています。

売掛先の与信力は高いため、審査落ちの心配なく確実に資金調達をすることができるでしょう。

一方でクレジットカード債権ファクタリングは2社間取引が必然であり、手数料がかかるという点には注意しなければいけません。

継続や中長期のファクタリング利用は、キャッシュフローが悪化してしまいます。

また近年では「支払いサイト短縮サービス」や、キャッシュレス化に伴い締め日から入金日が短い決済サービスも登場しています。

支払いサイトが長く、資金繰りの悪化にお困りの事業者の方は、クレジットカード決済ではなくそのようなサービスの導入を検討してみましょう。