ビジネスローンで資金調達をするメリットとデメリットとは?

2020-06-29

アップダウン

法人や個人事業主などの小規模事業者の資金調達方法として銀行融資以外の方法がビジネスローンです。

ビジネスローンは銀行融資では満たすことができない様々なニーズを満たすことができる反面銀行融資と比較してデメリットもあります。

ビジネスローンで資金調達をするメリットとデメリットを分かりやすく解説していきます。

ビジネスローンは確かに便利ですが、使い道をしっかりと理解して適宜適切に利用する必要があります。

「いざ資金が必要」という時に、適切にビジネスローンを活用できるよう、ビジネスローンのメリット・デメリットをしっかりと理解しておきましょう。

ビジネスローンで資金調達をするメリットを挙げてみました

グッドサイン

ビジネスローンで資金調達することには様々なメリットがあります。

考えられるメリットとしては主に以下の5つをあげることができます。

  1. 最短即日で借りることができる
  2. 非対面で契約できる
  3. 銀行の審査に通過できなくても借入可能
  4. 総量規制対象外
  5. 資金使途不問

ビジネスローンで資金調達することの5つのメリットについて詳しく解説していきます。

1.最短即日で借りることができる

ビジネスローンの多くが最短即日で借りることができます。

ネットから申し込みを行うと、すぐに審査がスタートします。

審査は早いところでは10分程度で終了する場合もあるので、申込日当日にお金を借りることができる会社が多数あります。

銀行融資が申し込みから借入まで平均的には2週間程度の時間がかかりますが、ビジネスローンは最短で申込日当日に借りることができます。

「月末急にお金が足りなくなった」

「予定していた銀行融資が遅れるという連絡が入った」

「手形の期日を忘れていた。今日中に入金しないと不渡りになる」

などというような場合に、最短即日で資金調達することができるビジネスローンは非常に有効です。

2.非対面で契約できる

ほとんどのビジネスローンが非対面で契約することができるのも大きなメリットだと言えるでしょう。

ビジネスローンはネットから申し込み、必要書類をアップロードし、ネット上で「契約同意」という手続きを行うか、契約書をFAXするなどして契約が完了できます。

銀行融資などは契約時に銀行と面談を行うのが基本中の基本です。

しかし、月末などに「お金が足りない」と慌ただしいタイミングでわざわざ契約手続きに窓口に行くのはかなりの手間になってしまいます。

ビジネスローンであれば忙しい時でも自宅や会社のPCの前で申し込みから契約までの手続きを完結することができるのでここだけでも大きなメリットであると言えるでしょう。

3.銀行の審査に通過できなくても借入可能

ビジネスローンの審査は銀行融資の審査よりもかなり甘くなっています。

そのため、銀行融資の審査に落ちてしまった人でも審査に通過することができる可能性があります。

債務超過と営業赤字でも借りることができる可能性あり

例えば銀行であれば、営業赤字と債務超過が重なってしまっている人に対して融資を行うことはほぼありません。

本業で儲かっていない営業赤字の会社が、自己資本がマイナスの状態である債務超過ということは、簡単にいえば会社の赤字を借金で埋めているだけの状態であるためです。

借金で回っている会社はどこかのタイミングで借入がストップしてしまった途端に倒産してしまいます。

そのため、赤字と債務超過が重なっている会社に銀行は融資をしません。

しかし ビジネスローンであれば赤字や債務超過であっても「短期的には返済に問題ないだろう」「万が一倒産しても回収できるだけの資産がある」などと判断できれば審査に通過できる可能性があります。

赤字・債務超過で銀行から借入を諦めていた会社でも審査に通過できる可能性があるのがビジネスローンです。

税金を滞納していても借りることができる

ほとんどのビジネスローンは税金を滞納していても借りることができます。

ビジネスローンでは納税証明書の提出が必要ないので、審査では税金をしっかりと払っているかどうかということを確認していません。

銀行融資では、ほぼ必ず納税証明書の提出を求められます。

税金を滞納していた場合には納税証明書を提出することができないので、お金を借りることができません。

つまり銀行融資は税金の滞納が発生する前に申し込みをするのが鉄則です。

うっかり税金を滞納してしまったというような場合でも、滞納を解消することができない限りは銀行融資を利用することができなくなってしまいます。

このような場合にはビジネスローンを利用することによって税金の滞納を解消することができます。

税金を滞納している場合には、ビジネスローンを利用することによって借入をすることができます。

この点も銀行融資と比較した場合のメリットだと言えるでしょう。

4.総量規制対象外

ビジネスローンは総量規制対象外です。

個人事業主はカードローンなどの個人向けのローンを借りることが非常に難しい属性です。

多くの個人事業主が、節税のために年収を低く申告しているため、年収の3分の1という枠ではお金を借りることが難しくなってしまうためです。

カードローンなどを借りることが難しい個人事業主ですが、ビジネスローンであれば総量規制対象外ですので審査に通過できる可能性があります。

個人事業主専用ローンの中には、「事業資金にも消費資金(個人の私的な買い物等)にも使ってよい」という、使い道が完全に自由なローンもあります。

銀行や消費者金融などの個人向けカードローンの審査に総量規制が影響して通過できなかった人も、ビジネスローンであれば借りることができる可能性があります。

5.資金使途不問

ビジネスローンは資金使途を問われることがありません。 基本的には何にでも使うことができます。

銀行融資であれば資金使途に関して、厳正に審査を行います。

運転資金であれば決算書からどの程度の運転資金が必要になるのかを審査しますし、設備資金であれば購入する設備や備品の見積書が必要になります。

ビジネスローンは使い道に関して、特に確認などは行わないので借りたお金を複数の使い道などに比較的自由に使うことが可能です。

ビジネスローンで資金調達をするデメリットとは?

悩む女性

銀行融資を借りることができない企業や、銀行融資を待っていたら時間的に間に合わない企業でも利用することができるのがビジネスローンです。

しかし、ビジネスローンはメリットばかりではありません。

企業経営を左右する大きなデメリットもあるので、デメリットもしっかりと理解した上で利用しなければなりません。

  1. 金利が高い
  2. 銀行にバレると評価が下落する
  3. 経営相談には乗ってくれない
  4. 創業資金を借りることはできない

ビジネスローンの4つのデメリットについても詳細に解説していきます。

デメリットもよく理解した上でビジネスローンは利用するようにしましょう。

1.金利が高い

ビジネスローン最大のデメリットが金利の高さです。

ビジネスローンの金利は15%〜18%程度が相場で、利息制限法という法律によって認められている上限金利ギリギリの高金利が適用されます。

その分審査が緩いというメリットはありますが、利息負担はバカになりません。

例えば銀行融資の金利は2%前後が相場です。

金利2%で銀行から500万円借りて5年で返済した場合、利息負担は258,296円です。

一方、ビジネスローンで金利15%で500万円を借りて、5年間で返済した場合、利息負担は2,136,958円と実に200万円以上もの利息負担になってしまいます。

このように、利息負担は銀行融資とビジネスローンで全く異なり、ビジネスローン利息負担は圧倒的に高額です。

利息の負担は営業外費用になり、経常収支を圧迫するのでビジネスローンを多用すると費用が嵩んでしまうという点は、間違いなくビジネスローンのデメリットです。

2.銀行にバレると評価が下落する

ビジネスローンを借りているということが銀行にバレると銀行評価が下落する可能性があります。

銀行はビジネスローンなどのノンバンクから借入をしている企業に対して「ノンバンクに手を出すということはよほど金に困っている」とネガティブな判断を下し、格付けを下落させることがあります。

3.経営相談には乗ってくれない

ビジネスローンはあくまでも営利目的でお金を貸し付けているだけです。

銀行のように企業の経営支援を行い、企業利益の最大化を図るということをミッションにしているわけではないので、経営相談に乗ってくれるわけではありません。

銀行であれば返済計画までしっかりと立ててから融資を行うので、例えば借りすぎた場合には「借りすぎ」などと教えてくれます。

しかし、ビジネスローンはあくまでも営利目的ですので、例え借りすぎであろうと融資できるのであればお金を貸し付けてしまいます。

借りた後のことは基本的に自己責任になるという点に注意しましょう。

また、返済が苦しくなった時にも銀行のように親身になって相談に乗ってくれる訳でもなく、簡単にリスケジュールに応じてくれるということもありません。

4.創業資金を借りることはできない

ビジネスローンは創業資金を借りることができないという点にも注意が必要です。

ビジネスローンは、決算書の情報を数値化し、コンピューターが点数化するスコアリングという審査を行なっています。

そのため、決算書がない企業はスコアリング審査ができません。

創業前や創業間も無くの決算書がないタイミングではスコアリング審査ができないので、ビジネスローンはお金を借りることができません。

ビジネスローンでお金を借りることができるのは最初の確定申告書や決算書を作成した後からになります。

銀行が積極的に創業資金の融資を行なっていることと比較するとデメリットですし、創業間も無くの最も資金的に不安定なタイミングで創業資金を利用することができないのもデメリットだと言えるでしょう。

ビジネスローンを比較するポイントとは?

ビジネスウーマン

ビジネスローンは消費者金融をはじめとして様々な会社が提供しています。

「どのビジネスローンを選んでいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか?

ビジネスローンは金利面ではどの商品もそれほど多くは変わりません。

そのため、ビジネスローンは以下の5つのポイントを比較軸として選択するのがよいでしょう。

  1. 個人か法人か
  2. 安全な会社か
  3. いくら借りたいのか
  4. いつ資金が必要なのか
  5. 返済計画はどうするのか

ビジネスローンを比較するための5つのポイントについて詳しく解説します。

1.個人か法人か

自社が法人なのか個人事業主なのかによって、選択すべきビジネスローンは異なります。

個人事業主であれば、アコム、プロミス、オリックスクレジットなど、大手から最短即日で借りる手段が豊富にあります。

しかし、法人であれば最短即日で借りることができる手段は個人事業主と比較して少なくなります。

法人か個人事業主かによって利用できるビジネスローンの種類は異なるので、まずは申し込もうとしているローンが自社でも利用できるかどうかを確認するようにしましょう。

2.安全な会社か

ビジネスローンを取り扱う会社の中には、闇金が混じっていることもあります。

闇金から借りてしまったら督促や利息負担で非常に苦しむことになるので、必ず借りようとしている業者が安全な業者かどうかの確認をする必要があります。

ビジネスローンを貸し出すためには、国へ貸金業者登録を行った、登録貸金業者である必要があります。

業者が登録貸金業者であるかどうかを確認するためには、金融庁ホームページの「登録貸金業者検索サービス」を確認しましょう。

ここで検索された業者は国に登録された登録貸金業者ですので安全ですが、検索されない業者は闇金ですので絶対に取引をしてはいけません。

闇金からは絶対にお金を借りてはいけませんので、まずは最初に安全な業者かどうかの確認をするようにしましょう

3.いくら借りたいのか

まずはいくら借りたいのかを明確にしましょう。

ビジネスローンは銀行のようにほぼ金額無制限で借りることができません。

ビジネスローンで借りることができるのは、500万円〜1,000万円程度が限度で、商品によっては300万円というものもあります。

そのため、高額の借入の場合にはビジネスローンでは必要金額には満たないこともあります。

借入をしたい金額を明確にし、ビジネスローンでは必要金額に足りるかどうかということを事前に確認した上で申し込みをしましょう。

4.いつ資金が必要なのか

ビジネスローンを選択するにあたって、「いつ資金が必要なのか」ということも重要です。

資金は必要なタイミングで入金にならなければ意味がないためです。

すぐにお金が必要なら、即日資金化の可能性が非常に高い大手のビジネスローンに申し込みを行い、時間的に余裕があるのであれば、対面型などのビジネスローンに申し込みを行うことも可能です。

資金がいつ必要になるのかを明確にして、必要なタイミングで資金が間に合うようにビジネスローンを選択しましょう。

5.返済計画はどうするのか

「毎月いくら返済できるのか」などの返済計画を事前に明確にして、商品を選択することも重要です。

ビジネスローンによって返済期間や返済方法は異なります。

カードローンのように、利息だけを毎月支払うだけのものもあれば、短期間のうちに完済しなければならないものもあります。

毎月いくら返済することができ、無理のない返済計画を立てることができる商品かどうかという点も事前に確認するようにしましょう。

まとめ

ノートPC

ビジネスローンのメリットは以下の通りです。

  • 最短即日で借りることができる
  • 非対面で契約できる
  • 銀行の審査に通過できなくても借入可能
  • 総量規制対象外
  • 資金使途不問


銀行融資では借りることができない企業や、時間的に間に合わないタイミングでもビジネスローンなら資金調達することができる可能性があります。

一方、ビジネスローンには以下のようなデメリットもあるという点に注意しましょう。

  • 金利が高い
  • 銀行にバレると評価が下落する
  • 経営相談には乗ってくれない
  • 創業資金を借りることはできない


金利の高さは会社の収支を大きく圧迫します。

そのため、「銀行から借りることができない」「銀行の審査結果を待っている時間がない」など、ビジネスローンを利用する必然性がある場面で活用し、不要不急であるにも関わらずビジネスローンを利用することは避け方がよいでしょう。