ファクタリングは違法?優良なファクタリング会社を見抜くには?

ファクタリングとは、すぐにでも現金が必要なときに売掛金をファクタリングを行っている会社に売掛金を買い付けてもらうことですぐに現金を調達することができるサービスのことです。
それでは、違法ではないのになぜ「違法?」などというネガティブワードが浮上しているのか、ということは気になってしまうところですね。
その理由は、過去に闇金をしている会社がファクタリングと偽って逮捕されてしまったというケースがあるからなんです。ファクタリングの闇と失敗しないためのファクタリングの選び方を提案していきます。
過去に起こった逮捕事例
過去にファクタリングと装ってヤミ金を営み、貸金業法違反の疑いで東京都の2業者が摘発されたことがあります。この件はファクタリングと偽ってヤミ金を営んでいる人が初めて逮捕された事件でもあり、ファクタリング業界に衝撃が走りました。
これらの会社は、中小企業250社以上にファクタリングと偽り高利貸しをしたとされていて、3億円以上の金額を貸付、1億円以上の利益を得たとして摘発されており、結果的に逮捕された方は”有罪判決”を受けています。
違法ファクタリング業者を見抜くポイントとは?
ファクタリングは売掛債権を売買するというものです。基本には、売掛債権以上の金額を現金化することができません。50万円の売掛債権があったとして、それを買い取ってもらうことはファクタリングですが、50万円を貸し付けて70万円を月末に振り込んでもらうとなると、それはファクタリングではなく、ヤミ金です。
こういったヤミ金業者が多く存在していて、ファクタリングが悪評となることは健全なサービスを展開しているファクタリング会社としては非常に迷惑な話です。
このヤミ金業者により、ファクタリングが中小企業を救ってきたことがあるという素敵な歴史も悪評で埋まってしまします。
最近では、政府の取り締まりも厳しくなってヤミ金業者がかなり減ってきましたが、過去に捕まったことのある会社が名前を変えて未だに営業しているという噂もあります。
もしファクタリングを使おうと思っている方は、ヤミ金業者ではなく、健全なファクタリング会社からサービスを受けるようにしましょう。
基本的には売掛債権以上の金額を調達することはファクタリングではなくヤミ金となりますので、気をつけましょう。
ファクタリングは経済産業省・金融庁も認めているサービス
ヤミ金業者によって悪評を呼んでしまったファクタリングですが、ファクタリングは経済産業省や金融庁も認めているサービスです。
今後ファクタリングは、手数料などが下がり、利用しやすくなっていることが予想されています。これには明確な根拠があり、ファクタリングは経済産業省や金融庁から”正当な資金調達手段”としてみなされているからです。
なぜ企業がファクタリングを利用しているのか? 何故ファクタリングの手数料は高いのか?
銀行での審査は年々厳しくなっているのが現実で、多くの売掛金を持ちながらも銀行から融資を受けることができない会社が多く存在します。その一つの資金調達手段してファクタリングが活用されています。
ファクタリングの利息が高いのは、ファクタリング会社にはお金を回収することができないというリスクが伴うからです。ファクタリングには2社間で行われるものと3社間で行われるというものがあります。
2社間で行われる場合、会社が請求書や売掛金を偽装してしまえば、ファクタリング会社はその偽装を見抜くことは難しいとされています。
もし偽装されて、売掛債権を買った場合に倒産などをされてしまうと、その金額を回収できないという事態が発生します。つまり、2社間の場合はかなりのリスクが伴うため、高い手数料をとっているのです。
手数料の相場では、2社間のファクタリングの場合、約15%で設定されていることが多いです。
3社間で行われるファクタリングの場合は、回収できないというリスクがかなり軽減されるため、手数料が2社間に比べて割安なります。
しかし、ファクタリングサービスは国に認められたことにより、これからどんどん利用者が増えていくと予想されています。利用者が増えてきた場合には、ファクタリングサービスの手数料は下がってくることでしょう。
国に認められたファクタリング事業が今後どういった形で日本の未来に影響を及ぼしていくのかが期待されています。
まとめ
一部のヤミ金業者によってファクタリングは悪評を呼んでしまいましたが、経済産業省や金融庁に認められることにより、今後の利用率は拡大していくはずです。
利用者が増えることによって、手数料が下がっていくことが予想されますので、未来的には、親しみやすいサービスとなるのではないでしょうか?
しかし、現在もファクタリングと偽りヤミ金営業している企業が存在しているのも事実。ファクタリングを使う際は、しっかりと下調べをしてから利用しないと大ケガをしてしまうかもしれませんので注意しましょう。