「2社間ファクタリング」は手数料が高いため乱用は厳禁!? 継続的に利用したいのであれば「3社間ファクタリング」で!

2019-09-23

「2社間ファクタリング」は手数料が高いため乱用は現金!? 継続的に利用したいのであれば「3社間ファクタリング」で!

2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」のメリットとデメリットをしっかりと把握すれば、それぞれのファクタリングをどのような局面で使えば良いのかということがわかってきます。

「2社間ファクタリング」の場合は手数料が高額となるため乱発してしまうとかえって資金繰りが苦しくなってしまうと言う事態になりかねません。他方、「3社間ファクタリング」の場合は手数料が安い分、継続的にファクタリングを行うことによってキャッシュフローの改善につなげることができます。

しかし、これはあくまでも手数料にフォーカスを当てたときの話であって、それ以外にもメリットやデメリットが存在するため、総合的に判断して賢くファクタリングを使いましょう。

「3社間ファクタリング」を利用する際は、売掛先へファクタリングへの同意が必要となる

ファクタリングの利用に際して、「最大のデメリット」とも言えるのが「3社間ファクタリングを利用する際は、売掛先へファクタリングへの同意が必要となる」ということでしょう。

納入企業にとって売掛先とはクライアントのことを意味します。つまり、自分の企業に仕事を発注してくれる大事なお客様なのです。

特に中小企業や零細企業にとって虎の子の取引先との売上債権をファクタリングに使いたいというようになった場合、売掛先に「貴社の売掛債権ファクタリング企業に譲渡したので、入金はそちらで行ってください」という通知をして同意を得なければなりません。

ファクタリングは欧米ではごく一般的な資金調達方法として広く知られています。しかし、日本ではまだまだ深く浸透していないというのが現状です。

ファクタリングをお願いしてきた

売上債権の譲渡する

つまり、資金繰りがうまくいっていないのではないか?

この会社は倒産寸前である

という間違った連想をしてしまって、取引の停止や受注量の減額などさまざまなデメリットを被ってしまう可能性がゼロとは言い切れないのです。

当然、倒産を免れるためにファクタリングを利用したいという企業もあるでしょうが、すべての企業がそうではありませんよね。資金を調達するために営業活動を阻害して今後の利益が下がってしまっては本末転倒甚だしい事態であるといわざるを得ません。

本来ファクタリングという制度自体も銀行から融資を受けることと同じようにさまざまな用途で便利に使うことができる資金調達方法のいち手段でしかありません。

こうした勘違いは、あくまでもヒューマンミスにすぎませんが、日本の商取引は「信用取引」という形態が用いられているため、「信用」という目に見えない人と人との繋がりが大切になってきます。

ですので、どれほどファクタリングについて売掛先に説明してファクタリングの同意を得られたとしても、この信用を失ってしまいかねないというリスクは非常に由々しき問題だということができるのです。

「2社間ファクタリング」はファクタリング手数料がかなり高額となる

こうしたデメリットをできる限り解消する最善の手段として、「2社間ファクタリング」という取引スキームが存在します。

「2社間ファクタリング」なら、売掛先に同意を得ることなくファクタリングを行うことができるのです。具体的には、「3社間ファクタリング」では売掛先が直接ファクタリング企業に必要なお金を振り込むのに対し、「2社間ファクタリング」では通常の取引通り納入企業に売掛先からのお金が振り込まれた後で、納入企業からファクタリング企業へお金を振り込むという流れを取ります。

こうすることで、売掛先にふぁくあリングを利用したという事実は漏れにくくなるというメリットはありますが、当然デメリットも存在します。それは、ファクタリング手数料がぐんと跳ね上がってしまうということです。

3社間ファクタリング」のファクタリング手数料相場が1%~5%に対して、「2社間ファクタリング」のファクタリング手数料相場は10%~20%と4倍近く高くなっています。

「2社間ファクタリング」の性質を考えればその理由にも納得がいきます。売掛先から納入されたお金が一度納入企業の元へ振り込まれることとなるため、納入企業がそのお金をファクタリング企業へ振り込む前に倒産してしまったり、経営者がそのお金を他のことに使ってしまったりするケースがないとも言い切れません。よって、手数料を高く取ってリスクヘッジを行っているのです。

ファクタリングは基本的に30日~60日前倒しで売掛債権の資金化をする方法ですので、年率換算すると10%~20%という数値はかなりの高金利です。

「2社間ファクタリング」に味を占めて継続的に利用してしまうと、慢性的な資金繰りの悪化を引き起こしてしまう可能性があります。

つまり、「2社間ファクタリング」は本当に資金繰りが苦しいタイミングで単発で利用する最終兵器のようなものなのです。